どうもディズニー大好き主婦の(@ririan)です。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの2階にあるショップ、「ミッキランジェロ・ギフト」。
パークのお土産やミラコスタ限定のグッズが購入できるだけでなく、宿泊時に役立つ日用品や食べ物なども調達できます。
便利なショップとしてのイメージが強いですが、実はひとつのエンターテインメントととしても楽しめる素敵なスポットなのです。
今回は、ミッキランジェロ・ギフトの店内にスポットをあて、ホテルミラコスタを存分に楽しめる豆知識をご紹介します。
【こんな人におすすめの記事】
・ミッキランジェロ・ギフトに関する興味深い情報や豆知識が知りたい方
・ホテルのBGSや豆知識が好きな方や興味がある方
「ミッキランジェロ・ギフト」驚きの豆知識
地上5階建てのホテルミラコスタ内の2階にある「ミッキランジェロ・ギフト」は、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ開業(2001年9月4日)と共にオープンしました。
イタリアの料理と飲物を頂ける「ベッラヴィスタ・ラウンジ」のお隣にあります。
2011年頃まではディズニーシーのグッズやミラコスタ限定のお土産のみ取り扱うショップでしたが、ホテル内にあったドリンクや飲み物を取り扱う「ミニリザ・サンドリー」が閉店以降、日用品や菓子類、飲料なども提供するようになりました。
そんなミラコスタに宿泊する方にとって欠かせない、「ミッキランジェロ・ギフト」に隠された秘密に迫ります。
由来は芸術家「ミケランジェロ」
ミラコスタにある「ミッキランジェロ・ギフト」というショップ名は、ルネサンス期に活躍した有名な芸術家「ミケランジェロ・ブオナローティ」から付けられています。
店内にはミケランジェロ、画家に扮するミッキーの姿が!
ルネサンス期に活躍した3大巨匠(レオナルド・ダ・ヴィンチ 、ミケランジェロ 、ラファエロ)として後世に名を残していますね。
彼らはみな、同じトスカーナ地方のフィレンツェ出身で、その地で権力を振るっていた豪商で芸術家の育成も行っていた「メディチ家」(プラトンアカデミー)お抱えの芸術家でした。
その中でも最も長生きしたミケランジェロは、デビュー作「ピエタ」を始め、「ダビデ像」や「システィーナ礼拝堂の最後の審判や旧約聖書を描いた天井画」など、多くの傑作を生み出していますね。
彫刻家としてだけでなく、絵画、建築、詩、など多くの分野で才能を発揮した、ミケランジェロ。
そんな彼が残した功績をミッキランジェロ・ギフトの店内で、垣間見ることができるのです。
芸術家の名前が付けられた理由
ミラコスタは古き良きイタリアをコンセプトにしているため、館内にあるショップもトスカーナ地方と関係した芸術家の名前をつけてるんだと思います。
というのも、今は喫煙所になってしまっていますが以前館内にあったショップも、トスカーナ地方でフィレンツェ出身のダ・ヴィンチをモデルにしたショップだったのです。
そういった点から、ミラコスタのコンセプトに合った芸術家名をショップ名に取り入れているのでははいでしょうか。
工房を彷彿とさせる店内
ミッキランジェロ・ギフトの店内は、芸術家が制作活動を行うためのアトリエを彷彿とさせるプロップスが多く展示されています。
ディズニーのグッズがずらっと並べられた棚の上には、芸術家の仕事道具、キャンバスや絵の具などが飾られているのですが、かなり精巧に作られていますよ。
驚くのはそれだけではありません。
飾られているプロップスは、ミケランジェロに関連している物やルネサンス期に流行したものなのです。
ルネサンス期に発展したキャンバスと油絵具
店内には、ルネサンス期に発展したといわれるキャンバスと油絵具が飾られています。
油絵具とキャンバスのリアリティには驚かされますね。
芸術家にとって欠かせないデッサン
ルネサンス期の芸術家たちにとって必要不可欠だったデッサンも店内に飾られています。
ミケランジェロも、多くのデッサンを残していますね。
もう一人のミケランジェロ?を思わせる果物籠
店内の棚には模写などでよく使われる果物籠も飾られています。
なぜ、飾られているのか、どんな意味があるのか、きっと他のプロップスと同じ用に深い意味があるはず・・と思い考察してみたところある一人の人物が浮かび上がってきました。
それは、イタリアで活躍したもう一人のミケランジェロ、「ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ」。
彼は花と果物の画家として知られるようになり、のちにバロック期を代表する画家として活躍しています。
そんな彼が初期に描いた作品「果物籠」が、店内に飾られている果物籠のプロップスにそっくりなのです。
ミケランジェロが最も力を発揮した彫刻
店内のレジ奥には、グーフィーが古代ローマの衣装を身に纏った彫刻があります。制作途中というのがリアルでいいですよね。
彫刻だけでなく石工道具も忠実に再現されていますよ。
ミケランジェロはレオナルド・ダ・ヴィンチに次ぐ、万能人として活躍していますが、彼が一番力を発揮したのは彫刻と言われています。壁画などの注文はあまり受けたくなかったそうです。
「ミッキランジェロ・ギフト」にある美術品の秘密
ミケランジェロから多くのヒントを得た「ミッキランジェロ・ギフト」。
その店内には、ミケランジェロが後世に残した傑作のパロディが飾られています。
ひとつひとつご紹介していきますね。
ドナルドの彫刻
ミッキランジェロ・ギフトのショーウィンドウには、天使の姿をしたドナルドの彫刻が飾られています。
この可愛らしい彫刻は、ミケランジェロによって制作された「燭台を持つ天使」が元ネタになっています。
作者:ミケランジェロ・ブオナローティ
製作年:1494年から1495年にかけて
所蔵場所:サン・ドメニコ教会
ショーウィンドウのミニーの絵
ミッキランジェロ・ギフトのショーウィンドウは2つあり、もう一つのショーウィンドウにはミニーが描かれたオシャレな棚が置かれています。
ピンクの衣装を身に纏ったミニーの絵は、ミケランジェロによって制作された「システィーナ礼拝堂の天井画(天体の創造)」が元ネタになっています。
システィーナ礼拝堂の天井画は、旧約聖書「創世記」にもとづいて描かれたもので、ルネサンスを代表する芸術作品の一つです。
作者:ミケランジェロ・ブオナローティ
製作年:1508年から1512年にかけて
所蔵場所:システィーナ礼拝堂
天井画ミニーとデイジー
ミッキランジェロ・ギフト店内の天井に視線を向けると、ミニーマウスやデイジー、クララ・クラックが描かれた大きな天井画があります。
上記作品もショーウィンドウに描かれていたミニー同様に、ミケランジェロによって制作された「システィーナ礼拝堂の天井画」に描かれた巫女が元ネタになっています。
作者:ミケランジェロ・ブオナローティ
製作年:1508年から1512年にかけて
所蔵場所:システィーナ礼拝堂
ミニーマウスは、デルフォイの巫女が元ネタに!
デイジーは、エリュトレイアの巫女が元ネタになっていますよ。
目につくプロップスだけでなく、一見見逃してしまいそうな天井にまで世界観を演出するディズニーの発想力、創造力には本当に驚かされますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの館内にある「ミッキランジェロ・ギフト」にスポットをあて、豆知識をご紹介させていただきました。
お買い物が楽しめるショップとしてだけでなく、ルネサンス期に活躍したミケランジェロという芸術家の生涯や功績を楽しく辿ることができるスポットでもあります。
また、芸術家に扮したミッキーマウス、彫刻ドナルドやグーフィーが見られるのはここだけ。
ぜひ、ホテルミラコスタに訪れた際は立ち寄ってみてくださいね。
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