どうもディズニー大好き主婦の(@ririan)です。
みなさん、東京ディズニーシーのプラザにある地球儀、「アクアスフィア」には素敵な誕生秘話や、あっと驚くようなトリビアが隠されていることをご存知でしょうか。
普段何気なく見ている、アクアスフィアに素敵な物語があったことを知ると、なんだかワクワクしてきますよね。
また、誕生秘話や仕組み、豆知識を知ることで、モニュメント自体も1つのエンターテインメントとして楽しむことができます。
これはアクアスフィアに限らず、パーク内にある施設や建物、モニュメントなど全てのものに通ずることです。
すこし違った視点からパークをみることで、より東京ディズニーシーの奥深さを感じることができますよ。
それではアクアスフィアに込められた素敵な物語をみていきましょう。
ディズニーシーにしかない「アクアスフィア」とは
ディズニーランドにパークの象徴となるシンデレラ城があるように、ディズニーシーにもしっかりとパークの象徴となるアイコンがあります。
それは、ディズニーシー・プラザに聳え立つ「アクアスフィア」です。
エントランスを抜けると、真っ先に私達を出迎えてくれる巨大なモニュメント「アクアスフィア」は、地球儀を模したディズニーシーのアイコン。
一見、「大きさからプロメテウス火山がディズニーシーのアイコンなのでは」、と思われがちですが、実はアクアスフィアがディズニーシーのれっきとしたシンボルなのです。
アクアスフィアは、高さ10メートル、直径8メートル、重さは1.5トンに及びます。
これでも十分大きいですが、当初はフロリダのエプコットにある直径50メートルほどの巨大な「スペースシップ・アース(Spaceship Earth)」のモニュメントを取り入れたいと思っていたそうです。
さすがにダイナミックさにもほどがありますよね、、、。
ちなみに、アクアスフィアとは実際にある言葉ではなく、「Aqua」水+球体「sphere」を組み合わせた造語になります。
そう私たちが住む水の惑星、地球を意味したモニュメントになっているのです。
ではなぜ、わざわざ水の惑星、地球を模したモニュメントがディズニーシープラザにあるのでしょうか。
それには深い訳があり、思いもよらぬ熱い誕生秘話が隠されているのです。
ディズニーシー「アクアスフィア」の誕生秘話
当時、今は亡き高橋政知さん率いる第二パーク(ディズニーシー)の構造プロジェクトチームは、ディズニーランドにあるシンデレラ城に見劣りしない「温かさかつダイナミック」なシンボルが欲しいと考えていたそうです。
そんな折、ディズニー社が提案してきたのは、アメリカ人にとって冒険の守り神として大切にしている「灯台」でした。
確かに、冒険の守り神として知られる灯台がシンボルという提案は、冒険とイマジネーションをテーマとしたパークの象徴にすること自体は理に適っていました。
ですが「日本人にとって灯台は寂しさを感じさせる象徴である」と、高橋さんは断固として取り入れることを拒否したと言われています。
そんな高橋さんが、ディズニーシーのアイコンをどのようにするか模索する中、ある地球に関するレーポートや海が割れるシーンが印象的な映画「十戒」に出会い、そこから大きなインスピレーションを受けたといいます。
大きなヒントを得た中で、ディズニー社ともその後も幾度となく協議を交わし、今のディズニーシーのシンボル、ダイナミックかつ温かみも感じられる水しぶきに浮かぶ水の惑星「アクアスフィア」が誕生したのです。
ディズニーシーへの思い入れが人一倍強かった高橋さんは、パークのアイコンに対して底しれぬ拘りがあったのでしょうね。
きっと誰よりも、ディズニーシーの完成を楽しみにしていたことでしょうね。
さて、本来であればディズニー社的には、シンボルは灯台であることに加えてプロメテウス火山の麓に設置することを提案していましたが、結果的にプロメテウス火山の麓には要塞ができ、灯台はノスタルジックな雰囲気あふれるケープコッドに造られました。
ディズニーシー「アクアスフィア」の豆知識
ディズニーシーの象徴として誕生した「アクアスフィア」には、様々なトリビアや豆知識が隠されています。私の知っている範囲で、いくつかご紹介します。(随時更新)
アクアスフィアの回転のトリビア
アクアスフィアは、地球と同じ様に「左回り」に自転しています。
約3分30秒かけて一周するような仕組みになっています。
案外ゆっくりと回っているので、立ち止まってじっくりみてみないと回っていることに気づかないかもしれませんね。
ちなみに、ユニバーサルスタジオジャパンにも似たような地球儀を模した「ユニバーサル・グローブ」というモニュメントがありますが、地球の自転とは逆方向に回っています。
アクアスフィアを囲う地面や照明のトリビア
トリビアが隠されているのはアクアスフィアのモニュメント自体だけでなく、それを囲う地面や照明にもしっかりとした意味が込められています。
まず、アクアスフィアを囲う地面には月の満ち欠けが描かれています。
メディテレーニアンハーバー側には「満月」、東京ディズニーシーのエントランス側には「新月」が描かれており、この念の入りようには驚かされますよね。
また、このアクアスフィアを囲うような形である円形の道自体にも実は名前があるんですよ。
イタリア語で「ヴィア・モンディアーレ」といい、日本語に訳すとなんと「世界通り」という意味。
そうアクアスフィアを一周すればまさに地球をひとまわりできてしまうというのです。
ちょっと凄くないですか、これに気づいた時、かなり鳥肌モノでした。
さて、驚くべきことろはまだまだあります、アクアスフィアを囲うようにして置かれている照明にも素敵なトリビアが!
なんと街灯が星の形をしているのです。
昼間だと少し分かりにくいですが、夜になると星の形がはっきりと分かります。
つまり地球・月・星と、天文の世界をこのエリアだけで存分に楽しめてしまうというのです。
アクアスフィアがあるプラザに隠されたBGMのトリビア
アクアスフィアがあるプラザには、BGMの観点からも素敵なトリビアが隠されています。
ディズニーシー・プラザではどのエリアよりも、壮大なミュージックが流れているのですが、この正体は三方向からそれぞれ独立した音楽が聴こえる「三面立体音響」という技術によるものです。
この三面立体音響という技術を用いて、世界的に有名な音楽家「冨田勲さん」が作曲した東京ディズニーシーのテーマソングを流しているという訳です。
ちなみに、昼と夜とでは流れているミュージックが異なっているんですよ。
朝から日中はオーケストラ調の「アクアスフィア・プラザ〜デイ」という楽曲が流れ、冒険へと向かう私達を高揚させてくれます。
一方、夕方から夜はシンセサイザーを使用した「アクアスフィア・プラザ〜ナイト」という楽曲が流れ、冒険から帰る私達を優しく見守ってくれます。
※楽曲が切り替わる時間は明確に決められているわけではないようです。
温かさとダイナミックさを追求した「アクアスフィア」まとめ
今回は、東京ディズニーシーのアイコン「アクアスフィア」にまつわる驚きの豆知識や誕生秘話を語らせていただきました。
アイコン一つとっても素敵な誕生物語があり、そして私達ゲストを楽しませてくれるトリビアも用意してくれている点には本当に驚かされるばかりですよね。
普段何気なく通り過ぎているディズニーシー・プラザに、少しでも興味を持ってアクアスフィアを眺めてみれば、いつもとはちょっと違ったディズニーシーを味わうことができるかもしれませんよ。
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